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kiwi

Author:kiwi
東京の大学卒業後に会社を辞めて2010-2012までKellogg Scool Managementに留学。MBA取得後に東京に戻るはずが、縁あってシカゴに残ることに。日々の出来事や感じたことなどを書いてます。

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ソフトウェアローカリゼーションという仕事
今の仕事を始めて、「ローカリゼーション」という職業があることを知りました。例えばアメリカ用につくられたソフトウェアを、他の国の言語で使えるようにすることです。ソフトウェアの会社でローカリゼーションを仕事にしている人は、基本的に翻訳はしません。ローカリゼーションは複数語に関わることがほとんどなので、各国言語ができる人を社内で抱えている会社はほとんどなく、ローカリゼーションマネージャーと呼ばれる人が、ベンダーに発注して翻訳してもらうことになります。

このローカリゼーション、実はかなりの専門性が要求される職業なのです。なぜなら、翻訳に出すファイル(通常XMLなどが多い)がどれだけ「翻訳ready」な状態かどうか、ベンダーへの品質マネジメントができるか、翻訳者に対して必要な情報を与えられるかで、アウトプットに大きな差がでるからです。そして、自分の分からない言語だからといって品質が保てないことに言い訳はできません。

なので、ローカリゼーションをしている人たちは、何年も同じ分野で経験を積んでいる人ばかりです。私はたまたま自分の会社の人材が足りないので、ローカリゼーションのプロセスにかなり関わることになりましたが、カンファレンスなどに参加すると、かなり異色の存在になってしまいます。

一人で複数言語分かることは求められないとはいえ、翻訳先の言語が分かることは大きな強みです。少なくとも私は日本語であれば自らクオリティのチェックができるわけなので、それだけでベンダーの品質に対する文句も言えます。さらに、外国語が分かると、「翻訳ready」な状態かの判断が比較的簡単にできます。例えば、”Edit icon” というフレーズを見たときに、これは「アイコンを編集」するものなのか、「編集アイコン」なのかどちらかわからないな、ということが感覚的に分かるからです。英語しかできない人だと、文法など考えずに読んで「わかる」状態になってしまうので、「翻訳できない文」の判断ができないのです。(できる人もたまにいるけど、できない人が多い。)

というわけでたまたまローカリゼーションの世界に片足を踏み入れてしまいましたが、この世界で働いている人たちは基本的にバイリンガル~マルチリンガルの外国人なので、居心地はとてもいいです。社内のほかの部署の人とは敵対関係になりがちですが、同じチームの人は言語に関心がある人ばかりだし、「外国」に住む人にとっては働きやるい職場なのかな、と思います。

アメリカで働きたいけど、エンジニアにはなれない、でも英語はネイティブに劣る、という人は日系企業で働く以外に、「ローカリゼーション」という道もありそうです。ちなみに、サンフランシスコの南のモントレーというところには、翻訳・ローカリゼーションの専門学校があり、シリコンバレーのローカリゼーション分野では学閥ができています。
モントレー国際大学院(Monterey Institute of International Studies, MIIS)
http://www.miis.edu/
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仕事 | 11:33:49 | トラックバック(0) | コメント(0)
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